母親を介護するということ
母は90代半ばで要介護1
一人で出来ること
- 家の中で歩く(階段も手すりがあればOK)
- トイレ(ウンチでは少し介助必要)
- 着替え
- 食事(少し手伝いが必要)
- 簡単な調理の手伝いや食器洗い
一人で出来ないこと
- 一人で外に出かける
- 一人で風呂に入る(私が洗っています)
- 文字を書く
- 掃除や洗濯
- 電話をかける
- 目薬や飲み薬の服用
- 爪切り
出来ないことのほとんどが視力の乏しいことが原因です。眼科に通院はしていますが、視野がかなり狭くなっているようで、手前のほうは殆ど見えていないと思います。3年ほど前までは裁縫の針通しも出来ていましたが、今は手先ですることは何もないですね。
ただ、出来ないからと言って何もしないのは良くないと思いますので、料理の手伝いや食器洗い、洗濯物の整理などはやってもらうようにしています。
外出するときは車椅子
通院や買い物に行くときなど、距離がある場合は車椅子ですが、少しなら杖をついて自分で歩くことも出来ます。もちろん自分で動かせない介護用の車椅子ですが、介護保険を使ってのリースだと月500円前後で十分良いものがあります。
ちなみに、私は背が高いので手で持つところが低くで腰が曲がってしまいますが、調整できるタイプがないか聞いてみたところ、そのようなタイプはないみたいですね。
母の一日
7:30~8:30 起床・朝食・服薬
8:30~10:00 目薬をして横になる
10:00~12:00 散歩、家事の手伝いなど
12:00~13:00 昼食
13:00~15:00 昼寝
15:00~18:30 おやつ、家事手伝いなど
18:30~20:30 夕食、テレビ鑑賞など
20:30~21:30 風呂、就寝
最近は書いているものよりは寝ていることが多くなりましたが、特に何か悪くなっているようなことは無いのでそのままにしています。
普段の生活で介護が必要なこと
食事
母の得意だった料理はもう出来なくなり私が食事のことをやりますが、食べることについては自分で出来ます。ただ、箸は使えないのでスプーンで食べますが、うまく取れなかったりするので介助は必要です。
トイレ
お漏らしすることはありませんが、念のため紙パンツをはいてもらっています。おしっこは問題ありませんが、ウンチの時はお尻がうまく拭けなくて便器を汚すことが多くなったので、私が温水洗浄のスイッチを入れて拭いてあげています。
入浴
浴槽に入るときは手摺を使って一人で出来ますが、体を洗ったり洗髪は私がやるようにしています。母も女性なので、トイレも含めて自分でやると言ってきかないことがありましたが、目が見えにくくなってからは諦めたようですね。
服薬や目薬
母の場合、年齢の割には薬の種類や量は少ないほうだと思います。服薬は朝一回3錠だけで、目薬は朝夕1回ずつになります。錠剤を自分で取り出すことができないので、最初は皿にとって自分で飲むようにしてましたが、目が悪くなってからはそれも出来なくなりました。
本当はどこまでの介護が必要なのか
高齢化社会にあって、在宅介護といっても家庭によりさまざまな環境があると思いますが、自分の場合は母親がまだ寝たきりになったわけでもないし、家の中なら歩くことも出来ます。故に、完全な付き添いが必要ではないですが、一人で一日過ごすには少し難しいと感じています。
私がまだ仕事に行っているときには毎朝昼食の用意をしてから出かけますが、帰ってくると食材が残っていたりすることがあったので、介護ヘルパーさんを頼むことにしました。その時は非常に助かりましたが、いつもより食べる量が減ったりしていたので、おそらく母も気を使ったりしていたんだと感じています。
トイレにいたっても、ウンチで便器が汚れていたりすることがあるので、衛生面でも心配になることはありますし、その後処理をしている私の姿を見て、母が悲しむこともありました。
お金の問題や健康の問題、将来のことなど、私の家庭にも問題はたくさんありますが、残り少ない母の人生を少しでも健やかに過ごしてほしいという思いだけです。