介護のこと

災害時の介護について考える

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2025年は、阪神淡路大震災から30年という節目の年でもあります。私は現在、東京都内に住んでいますが、1995年は大阪に住んでいて大きな揺れに襲われた記憶が、今でも脳裏に焼きついています。当時はまだ今のように、災害対策が行き届いていないこともあり、避難所の学校などでは、劣悪な環境が見られることもあったようです。

現在では、東日本大震災での教訓も生かされて、災害時の被災者対応も進んでいるとは思われますが、高齢者にとっては避難所などでの生活が大変のようで、生命にもかかわることがあることも事実です。私の住んでいる首都圏で、もし大地震が起こった場合、母の介護をどうすればよいか、今でも不安になることはありますので、ここで考えておきたいと思います。

災害時の避難所生活

私の場合は車を所有していないので、自分でどこか安全なところまで行くことはできませんし、大きな地震の場合は、それ自体が危険な行為であることになります。おそらく近くの指定された学校に避難することになると思いますが、そこではどんなことが待ち受けているのでしょうか。

寝床がベッドではない

母のような高齢者の場合は、自分で寝転んで起き上がることができないので、常に誰かが横にいないとトイレや食事が出来ないかも知れませんね。ただ、最近では災害用として「段ボールベッド」が開発されているようで、今後は高齢者が災害時の避難所でも、自分で寝転んだり起き上がったりできるようになれば良いですね。

トイレの問題は簡単ではない

これは高齢者に限らず、避難所すべての人が直面する問題だと思いますが、先ず、母の場合は一人でトイレに行って用を足すことが難しいかも知れません。家のトイレだと、目が見えにくくても、頭の中でいろんな配置を覚えているので問題ないですが、知らないところだと慣れるまでは厳しいと思います。

また、ウンチの場合は自分でお尻をふけないので、男の私がどのように介助できるのか不安になります。最近は長時間外出することが少なくなりましたが、外出してトイレに行くときは必ず「多目的トイレ」を探すことになりますので、普通の女性用トイレに一人で行くのは難しいですね。ただ、水道が止まっている場合は、避難所でも厳しい状況なのは覚悟しなければいけないでしょう。

Sho’s
Sho’s

以前、夜遅くに家のトイレが詰まって、次の日にホームセンターで道具を買ってくるまでの間だけでも、母が困っていたので、災害時はどうなるのか不安ですね。

食事は何とか頑張ってもらうしかない

避難所での食生活は、災害時という中ので生活になりますので、何とか頑張ってもらうしかないと思います。おにぎりとか菓子パンは小さくすれば問題ないと思いますが、硬めのビスケットや乾パンなどは喉を通らないかも知れませんね。最近では、炊き出しとかをやってもらえることもありますが、改めてその有難さには感謝しなければいけないと思いました。

災害時の備えは絶対必要

私自身、恥ずかしい話ですが、今現在は災害時の準備としては何もしていないのと同じだと思います。多少のミネラルウォーターをストックする程度ですが、これを機会に準備を進めるよう考えることにしました。

災害時に母を介護するため、用意しておきたいもの

  • 非常用トイレ
  • 紙パンツ
  • ゴミ袋(大・小)
  • タオル
  • ウェットティッシュ
  • 折りたたみ椅子
  • 紙の容器
  • スプーン

他にも、着替えなど色々ありますが、最低限必要なものは災害時にすぐ持ち出せるようにしておくことが大事だと思いますね。

いつどこで起こるか分からないけど、準備だけはしておこう!

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